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歯の神経は残したい!MTAセメント!
2018年2月26日
こんにちは、福岡市南区 まんだい千恵歯科 院長の萬代です!
今日は歯の神経について。
歯の中には細い神経が通ってるのを皆さんご存知ですか?
これが歯の断面図なのですが、見てもらうと分かるように歯の中には神経と血管が通っていて、血管によって歯に栄養を与えています。そしてこの神経があることで、歯がしみたり痛みを感じたりするのです。
神経は無ければ痛みもしみることもないので神経なんてないほうがいい〜なんて考える方もいらっしゃるでしょうが、歯の神経は歯を守るために重要なんです。
歯に栄養を運んでいる
歯の神経は単に痛みを感じるだけではなく、ごく細い血管が走っていて、動脈や静脈も存在し血液が流れています。この血液が歯の中に水分や栄養分を運ぶことで、割れにくい強い歯を作っているのです。
その他、年齢とともに変わる噛み合わせに自然に対応しすり減っていくことで、噛み合わせのズレを防いでいます。
その他、年齢とともに変わる噛み合わせに自然に対応しすり減っていくことで、噛み合わせのズレを防いでいます。
温度差や虫歯になったことを教える
熱い、冷たい、痛い、しみる…これら全ての「歯の知覚」を司っているのが神経。これらを感じられることは、虫歯や知覚過敏など歯の異常を教えてくれる他、美味しく食事をするためにも大切です。
虫歯菌から歯を守る
歯の神経には、虫歯の細菌が歯の内部に侵入するのを防ぐ働きも。そして虫歯ができてしまった時には、歯を固くしたり再生したりなどして虫歯の急激な進行を防止します。
ただし、虫歯が大きくなって神経まで及んでいる時は止むを得ず神経を取ることもあります。
なるべく神経を残すために当院では新しいお薬『MTAセメント』を導入致しました!!
『MTAセメント』・・・水に濡れると固まる性質があり強アルカリによる殺菌作用があります。
いったん固まるとかなり硬くなり、硬組織を形成する作用があります。
虫歯が神経まで及んでいても、感染していない場合にはこのお薬でフタをして神経を保護することができます。
また、根っこの治療で歯の根っこに穴が開いてしまった場合にもリカバリーとしてこのお薬が使用できる場合があります。
MTAセメントは保険外となりますので、お問い合わせください!
虫歯も歯周病も自覚症状のないまま進行することがあります。
ぜひ定期的な検診をお勧め致します😉
〒815−0075 福岡市南区長丘5ー25−19
歯周病認定医 まんだい千恵歯科
092ー408ー1947